東京・代々木競技場第２体育館で「天皇杯平成２４年度全日本レスリング選手権大会（昨年１２月２１〜２３日）」が行われた。岐阜国体で見事復活優勝を果たした松本篤史（千代田ジュニアー館林高ー日体大ーＡＬＳＯＫ）は、準決勝まではまったく安心してみていられる試合展開だったが、決勝戦で仇敵・松本真也（警視庁）と対峙。２Ｐ目、ラスト１０秒までリードしていたが、捨て身の反撃を喰い惜敗。
ロンドン五輪で銅メダルを獲得した兄・隆太郎に続くべく、リオ五輪に向けてスタートした最初の全日本は準優勝に終わった。しかし、まだ道のりは長く、若い松本篤史の劇的な巻き返しに大いに期待したい。
その松本が出場したフリースタイル８４キロ級の２回戦で、山本悟（西邑楽高ー日体大ー館商工教員）と亀山晃寛（千代田ジュニアー大泉高ー山梨学院大）の「群馬対決」があり、どちらも長井保幸氏（大泉高教員）の教え子。一日の長がある山本が２ー１で亀山を下しベスト８に進んだ。また、女子５１キロ級では、金子和（千代田ジュニアー大泉高ー早稲田大）がベスト８、さらに木村安里（千代田ジュニアー西邑楽高）も高校生ながらベスト８に入る活躍を見せた。
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